記憶の宮殿

僕は、記憶の宮殿を、自由に旅する。

2019-02-26から1日間の記事一覧

【日刊 太宰治全小説】#57「火の鳥」⑧(『愛と美について』)

【冒頭】 高野さちよは、そのひとつきほどまえ、三木と同棲をはじめていた。数枝いいひと、死んでも忘れない、働かなければ、あたし、死ぬる、なんにも言えない、鷗(かもめ)は、あれは、唖(おし)の鳥です、とやや錯乱に似た言葉を書き残して、八重田和枝…