記憶の宮殿

僕は、記憶の宮殿を自由に旅する。太宰治がソウルフレンド。

2019-06-11から1日間の記事一覧

【日刊 太宰治全小説】#162「散華」

【冒頭】玉砕という題にするつもりで原稿用紙に、玉砕と書いてみたが、それはあまりに美しい言葉で、私の下手な小説の題などには、もったいない気がして来て、玉砕の文字を消し、題を散華と改めた。 【結句】 御元気ですか。 遠い空から御伺いします。 無事…