記憶の宮殿

僕は、記憶の宮殿を自由に旅する。太宰治がソウルフレンド。

記憶の宮殿の門を叩く前に。

"記憶の宮殿"とは、古代の学者たちがよくたしなんでいた記憶術であり、ヴァンダル族焚書に狂奔した中世の暗黒時代、そこには膨大な量の情報が蓄えられたものだった。

ー『ハンニバル』(トマス・ハリス[著]、高見浩[訳]、新潮文庫2000年)

 

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人と話していると、「物知りだね」「変わってるね」と、よく言われる。

自分自身、そんなつもりは全くないけれど、ほかの人の目には、そう映るらしい。

 

人と会話していると、会話の中の単語・キーワードに反応して、色んな話題が脳内に、次々と湧き出してくる。

私自身の記憶を、その単語・キーワードが刺激して、"記憶の宮殿"の書架の中から、その話題を引っ張り出して来るのかもしれない。

とにかく、止めどなく溢れてくる。

たまに自分でも笑いたくなるほど、話したい話題で頭の中がいっぱいになり、いくつかの話題を話す事を我慢しないといけない時も、ある。

 

自分では、自然な流れで話をしているつもりでも、他人の耳からすると、脈絡も無く、話題が二転三転して、話について来るのが精一杯らしい。

そもそも、なんの話をしていたのか迷子になってしまう友達も、たまにいる。

 

自分では、特にほかの人と変わっているという意識はないけれど、昔から、夢中になったらトコトンのめり込むクセがあり、その度合いが人よりも極端で、なおかつ、複数のジャンルにわたっている、という観点から考えると、普通はそこまで追求しようとしないのかな…と、思い当たる節がない訳でもない。

 

そこで、自分自身の興味がある事を、過去・現在・未来の区別なく、ジャンル分けをしながら、思いつくままに書き綴ってみれば、なにか面白いデータベースが出来るかもしれない!と、ブログを書いてみる事にした。

 

私自身の"記憶の宮殿"の書架に入っている、または、入るであろう事柄を書き溜めていく事で、自分自身の記憶の整理にもなると思う。

 

面白い事も、つまらない事も、色々と書き綴っていくつもりですが、どうか皆さん、気の向いた時にでも、お付き合い下さいませ。