"記憶の宮殿"とは、古代の学者たちがよくたしなんでいた記憶術であり、ヴァンダル族が焚書に狂奔した中世の暗黒時代、そこには膨大な量の情報が蓄えられたものだった。
人と話していると、「物知りだね」「変わってるね」と、よく言われる。
自分自身、そんなつもりは全くないけれど、ほかの人の目には、そう映るらしい。
人と会話していると、会話の中の単語・キーワードに反応して、色んな話題が脳内に、次々と湧き出してくる。
私自身の記憶を、その単語・キーワードが刺激して、"記憶の宮殿"の書架の中から、その話題を引っ張り出して来るのかもしれない。
とにかく、止めどなく溢れてくる。
たまに自分でも笑いたくなるほど、話したい話題で頭の中がいっぱいになり、いくつかの話題を話す事を我慢しないといけない時も、ある。
自分では、自然な流れで話をしているつもりでも、他人の耳からすると、脈絡も無く、話題が二転三転して、話について来るのが精一杯らしい。
そもそも、なんの話をしていたのか迷子になってしまう友達も、たまにいる。
自分では、特にほかの人と変わっているという意識はないけれど、昔から、夢中になったらトコトンのめり込むクセがあり、その度合いが人よりも極端で、なおかつ、複数のジャンルにわたっている、という観点から考えると、普通はそこまで追求しようとしないのかな…と、思い当たる節がない訳でもない。
そこで、自分自身の興味がある事を、過去・現在・未来の区別なく、ジャンル分けをしながら、思いつくままに書き綴ってみれば、なにか面白いデータベースが出来るかもしれない!と、ブログを書いてみる事にした。
私自身の"記憶の宮殿"の書架に入っている、または、入るであろう事柄を書き溜めていく事で、自分自身の記憶の整理にもなると思う。
面白い事も、つまらない事も、色々と書き綴っていくつもりですが、どうか皆さん、気の向いた時にでも、お付き合い下さいませ。