記憶の宮殿

僕は、記憶の宮殿を自由に旅する。太宰治がソウルフレンド。

2019-02-19から1日間の記事一覧

【日刊 太宰治全小説】#50「火の鳥」①(『愛と美について』)

【冒頭】 昔の話である。須々木乙彦は古着屋へはいって、君のところに黒の無地の羽織はないか、と言った。 【結句】 須々木乙彦は、完全に、こと切れていた。 女は、生きた。 「火の鳥」について ・新潮文庫『新樹の言葉』所収。 ・昭和13年11月末から1…