記憶の宮殿

僕は、記憶の宮殿を自由に旅する。太宰治がソウルフレンド。

2019-04-10から1日間の記事一覧

【日刊 太宰治全小説】#100「服装に就いて」

【冒頭】ほんの一時ひそかに凝った事がある。服装に凝ったのである。 【結句】私は今は、いいセルが一枚ほしい。何気なく着て歩ける衣服がほしい。けれども、衣服を買う事に於いては、極端に吝嗇(りんしょく)な私は、これからもさまざまに衣服の事で苦労する…