記憶の宮殿

僕は、記憶の宮殿を自由に旅する。太宰治がソウルフレンド。

2019-04-21から1日間の記事一覧

【日刊 太宰治全小説】#111「新ハムレット」二

【冒頭】 レヤ。「荷造りくらいは、おまえがしてくれたっていいじゃないか。ああ、いそがしい。船は、もう帆に風をはらんで待っているのだ。おい、その哲学小事典を持って来ておくれ。これを忘れちゃ一大事だ。 【結句】 いやな話だねえ。女の子は、これだか…