記憶の宮殿

僕は、記憶の宮殿を自由に旅する。太宰治がソウルフレンド。

2019-05-08から1日間の記事一覧

【日刊 太宰治全小説】#128「待つ」

【冒頭】省線のその小さい駅に、私は毎日、人をお迎えにまいります。誰とも、わからぬ人を迎えに。 【結句】その小さい駅の名は、わざとお教え申しません。お教しえせずとも、あなたは、いつか私を見掛ける。 「待(ま)つ」について ・新潮文庫『新ハムレット…