記憶の宮殿

僕は、記憶の宮殿を自由に旅する。太宰治がソウルフレンド。

2019-06-08から1日間の記事一覧

【日刊 太宰治全小説】#159「不審庵」

【冒頭】拝啓。暑中の御見舞いを兼ね、いささか老生日頃の愚衷など可申述候(もうしのぶべくそうろう)。 【結句】というお手紙を、私はそれから数日後、黄村先生からいただいた。 「不審庵(ふしんあん)」について ・新潮文庫『津軽通信』所収。・昭和18年9…