記憶の宮殿

僕は、記憶の宮殿を自由に旅する。太宰治がソウルフレンド。

2019-06-15から1日間の記事一覧

【日刊 太宰治全小説】#166「津軽」一 巡礼

【冒頭】「ね、なぜ旅に出るの?」「苦しいからさ」 【結句】「私は、あした蟹田へ行きます。あしたの朝、一番のバスで行きます。Nさんの家で逢いましょう」「病院の方は?」「あしたは日曜日です」「なあんだ、そうか。早く言えばいいのに」私たちには、ま…