記憶の宮殿

僕は、記憶の宮殿を、自由に旅する。太宰治が、ソウルフレンド。

2019-06-22から1日間の記事一覧

【日刊 太宰治全小説】#173「猿塚」(『新釈諸国噺』)

【冒頭】 むかし筑前の国、大宰府の町に、白坂徳右衛門とて代々酒屋を営み大宰府一の長者、その息女お蘭の美形ならびなく、七つ八つの頃から見る人すべて瞠若(どうじゃく)し、おのれの鼻垂れの娘の顔を思い出してやけ酒を飲み、町内は明るく浮き浮きして、…