記憶の宮殿

僕は、記憶の宮殿を、自由に旅する。太宰治が、ソウルフレンド。

2019-07-02から1日間の記事一覧

【日刊 太宰治全小説】#183「竹青」

【冒頭】むかし湖南の何とやら群邑(ぐんゆう)に、魚容(ぎょよう)という名の貧書生がいた。どういうわけか、昔から書生は貧という事にきまっているようである。この魚容君など、氏育ち共に賤(いや)しくなく、眉目清秀(びもくせいしゅう)、容姿また閑…