記憶の宮殿

僕は、記憶の宮殿を自由に旅する。太宰治がソウルフレンド。

2019-07-24から1日間の記事一覧

【日刊 太宰治全小説】#205「パンドラの匣」十

【冒頭】 拝啓。ひどい嵐だったね。野分(のわき)というものなのかしら。これでは、アメリカの進駐軍もおどろいているだろう。 【結句】 男って、いいものだねえ。マア坊だの、竹さんだの、てんで問題にも何もなりゃしない。以上、地獄の燈火と題する道場便り…