記憶の宮殿

僕は、記憶の宮殿を自由に旅する。太宰治がソウルフレンド。

2019-08-27から1日間の記事一覧

【日刊 太宰治全小説】#239「斜陽」一

【冒頭】朝、食堂でスウプを一さじ、すっと吸ってお母さまが、「あ」と幽(かす)かな叫び声をお挙げになった。 【結句】恋、と書いたら、あと、書けなくなった。 「斜陽(しゃよう) 一」について ・新潮文庫『斜陽』所収。・昭和22年3月6日に脱稿。・昭和…