【冒頭】直治の遺書。姉さん。だめだ。さきに行くよ。 【結句】さようなら。ゆうべのお酒の酔いは、すっかり醒(さ)めています。僕は、素面(しらふ)で死ぬんです。もういちど、さようなら。姉さん。僕は、貴族です。 「斜陽(しゃよう) 七」について ・新潮文…
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