記憶の宮殿

僕は、記憶の宮殿を自由に旅する。太宰治がソウルフレンド。

2019-09-02から1日間の記事一覧

【日刊 太宰治全小説】#245「斜陽」七

【冒頭】直治の遺書。姉さん。だめだ。さきに行くよ。 【結句】さようなら。ゆうべのお酒の酔いは、すっかり醒(さ)めています。僕は、素面(しらふ)で死ぬんです。もういちど、さようなら。姉さん。僕は、貴族です。 「斜陽(しゃよう) 七」について ・新潮文…