記憶の宮殿

僕は、記憶の宮殿を自由に旅する。太宰治がソウルフレンド。

井伏鱒二

【週刊 太宰治のエッセイ】如是我聞(四)

◆「如是我聞(四)」 毎週月曜朝6時更新。太宰治の全エッセイ全163作品を執筆順に紹介します。

【週刊 太宰治のエッセイ】如是我聞(三)

◆「如是我聞(三)」 毎週月曜朝6時更新。太宰治の全エッセイ全163作品を執筆順に紹介します。

【週刊 太宰治のエッセイ】小照

◆「小照」 毎週月曜朝6時更新。太宰治の全エッセイ全163作品を執筆順に紹介します。文末コラムでは、太宰が遺書に「井伏さんは悪人です」と書いた、その真相に迫ります。

【週刊 太宰治のエッセイ】青森

◆「青森」 毎週月曜朝6時更新。太宰治の全エッセイ全163作品を執筆順に紹介します。

【週刊 太宰治のエッセイ】川端康成へ

◆「川端康成へ」 毎週月曜朝6時更新。太宰治の全エッセイ全163作品を執筆順に紹介します。

【日めくり太宰治】12月29日

12月29日の太宰治。 1936年(昭和11年)12月29日。 太宰治 27歳。 井伏鱒二は佐藤春夫から「五十円拝借」。 熱海事件(付け馬事件)② 今日は、「熱海事件」(”付け馬事件”とも)について、前・後編の2回に分けて紹介する<後編>です。 1…

【日めくり太宰治】12月19日

12月19日の太宰治。 1935年(昭和10年)12月19日。 太宰治 26歳。 次姉トシの長男逸郎(二十三歳、東京医学専門学校在籍)とともに、懐中五十円、「()碧眼托鉢(へきがんたくはつ)」の旅に出て、湯河原温泉の翠明館、箱根等に遊び、風邪気味…

【日めくり太宰治】12月9日

12月9日の太宰治。 1938年(昭和13年)12月9日。 太宰治 29歳。 十二月九日付発行の「国民新聞」に「九月十月十一月(上)/御坂で苦慮のこと」を、十二月十日付発行の同紙に「九月十月十一月(中)/御坂退却のこと」を、十二月十一日付発行…

【日めくり太宰治】12月3日

12月3日の太宰治。 1942年(昭和17年)12月3日。 太宰治 33歳。 井伏鱒二が徴用解除で帰国した。 井伏の徴用解除と母・夕子(たね)の逝去 1942年(昭和17年)11月20日から11月30日までの間、太宰は、妻・津島美知子の実家である…

【日めくり太宰治】11月12日

11月12日の太宰治。 1936年(昭和11年)11月12日。 太宰治 27歳。 午後一時ニ十分退院した。 太宰、東京武蔵野病院を退院 1936年(昭和11年)11月12日、太宰は、同年10月13日から1ヶ月間、パビナール中毒療養のために入院し…

【日めくり太宰治】11月6日

11月6日の太宰治。 1938年(昭和13年)11月6日。 太宰治 29歳。 午後四時頃から、石原家で、井伏鱒二、斎藤文二郎、せいの立会いで、石原美知子の叔母二人を招き、結婚披露の宴が催された。 太宰と美知子の結婚披露宴 1938年(昭和13年…

【日めくり太宰治】11月4日

11月4日の太宰治。 1936年(昭和11年)11月4日。 太宰治 27歳。 太宰の入院中の三十一日間、毎日「看護日誌」が記録されている。 東京武蔵野病院入院中の太宰② 1936年(昭和11年)10月13日、太宰はパビナール中毒療養のため、北芳四…

【日めくり太宰治】11月1日

11月1日の太宰治。 1936年(昭和11年)11月1日。 太宰治 27歳。 十一月一日付発行の「文藝通信」十一月号に「先生三人」を発表。 『先生三人』 今日は、太宰のエッセイ『先生三人』を紹介します。 『先生三人』は、1936年(昭和11年)1…

【日めくり太宰治】10月31日

10月31日の太宰治。 1935年(昭和10年)10月31日。 太宰治 26歳。 十月三十一日付で、井伏鱒二に手紙を送る。 「難関をひとりで切り抜ける覚悟」 1935年(昭和10年)10月31日付で、太宰は師匠・井伏鱒二に宛てて手紙を投函します。…

【日めくり太宰治】10月24日

10月24日の太宰治。 1938年(昭和13年)10月24日。 太宰治 29歳。 井伏鱒二宛、二度と破婚はしない旨を記した誓約書を送付した。 太宰、井伏への「誓約書」 1938年(昭和13年)、天下茶屋に滞在中の太宰は、9月18日に師匠・井伏鱒…

【日めくり太宰治】10月19日

10月19日の太宰治。 1936年(昭和11年)10月19日。 太宰治 27歳。 太宰の入院中の三十一日間、毎日「看護日誌」が記録されている。 東京武蔵野病院入院中の太宰① 1936年(昭和11年)10月13日、太宰はパビナール中毒療養のため、北…

【日めくり太宰治】10月14日

10月14日の太宰治。 1940年(昭和15年)10月14日。 太宰治 31歳。 午前八時、新宿駅待合室に集合し、佐藤春夫、井伏鱒二、山岸外史などとともに甲州に行き、勝沼の葡萄(ぶどう)園で葡萄狩りを楽しんだ。 葡萄(ぶどう)を狩るの記 今日紹介す…

【日めくり太宰治】10月13日

10月13日の太宰治。 1936年(昭和11年)10月13日。 太宰治 27歳。 朝、北芳四郎(きたよししろう)、中畑慶吉(なかはたけいきち)が船橋に来訪、井伏鱒二とともに麻薬中毒治療のために入院するよう説得。遂に入院を決意した。 太宰、東京武蔵野…

【日めくり太宰治】10月7日

10月7日の太宰治。 1936年(昭和11年)10月7日。 太宰治 27歳。 初代がパビナール中毒を心配して井伏鱒二を訪れ、相談。 初代、太宰の身を案じて井伏宅へ 1936年(昭和11年)10月7日、太宰の最初の妻・小山初代は、太宰のパビナール…

【日めくり太宰治】9月19日

9月19日の太宰治。 1936年(昭和11年)9月19日。 太宰治 27歳。 「二十世紀旗手」の掲載を、「文藝春秋」千葉静一に依頼するために、上京。 「小説かきたくて、うずうず」 1936年(昭和11年)9月19日、太宰は、前日に60枚近い枚数…

【日めくり太宰治】9月18日

9月18日の太宰治。 1938年(昭和13年)9月18日。 太宰治 29歳。 井伏鱒二の付添い、斎藤せいの案内で、甲府駅の北約五分位の距離にあった、甲府市水門町二十九番地の石原家を訪問。結婚話の相手石原美知子と見合いをした。 太宰、石原美知子と…

【日めくり太宰治】9月6日

9月6日の太宰治。 1936年(昭和11年)9月6日。 太宰治 27歳。 九月(日付不詳)に、井伏鱒二に手紙を送る。 第2創作集の出版を急ぐ太宰 今日は、1936年(昭和11年)9月に、太宰が師匠・井伏鱒二(いぶせますじ )に宛てて書いた手紙を紹介…

【日めくり太宰治】8月28日

8月28日の太宰治。 1945年(昭和20年)8月28日。 太宰治 36歳。 疎開先の故郷金木から手紙を送る。 疎開先から弟子と師匠に送る手紙 今日は、太宰が疎開先の故郷・金木町から3人に送った書簡を紹介します。 太宰は、1945年(昭和20年)…

【日めくり太宰治】8月24日

8月24日の太宰治。 1943年(昭和18年)8月24日。 太宰治 34歳。 井伏鱒二(いぶせますじ)宅を訪問し将棋を指す。 戦後の太宰と師匠・井伏鱒二 1943年(昭和18年)8月24日、太宰は師匠・井伏鱒二(いぶせますじ)宅を訪問し、将棋を指し…

【日めくり太宰治】8月11日

8月11日の太宰治。 1938年(昭和13年)8月11日。 太宰治 29歳。 八月十一日付で、井伏鱒二に手紙を送る。 井伏鱒二へのお礼と決意表明 今日は、太宰が1938年(昭和13年)8月11日に、師匠・井伏鱒二に宛てて書いた手紙を紹介します。…

【日めくり太宰治】7月13日

7月13日の太宰治。 1940年(昭和15年)7月13日。 太宰治 31歳。 美知子宛電報を打ち、滞在費を持って迎えに来させた。 太宰、「洪水に急襲」される 太宰は、1940年(昭和15年)7月3日から、「大判の東京明細地図」を携えて、東京在住…

【日めくり太宰治】7月6日

7月6日の太宰治。 1936年(昭和11年)7月6日。 太宰治 27歳。 七月六日付で、井伏鱒二に手紙を送る。 井伏の叱責と、太宰の言い訳 今日は、太宰が、1936年(昭和11年)7月6日付で、師匠・井伏鱒二に送った手紙を紹介します。 太宰は、同…

【日めくり太宰治】6月30日

6月30日の太宰治。 1941年(昭和16年)6月30日。 太宰治 32歳。 鶯谷の料亭「志保原」において、佐藤春夫夫妻の媒酌で、山岸外史と佐藤やすとの結婚披露宴があり、尽力した。 山岸外史の「再婚記」 6月11日の記事で、太宰が親友・山岸外史…

【日めくり太宰治】6月23日

6月23日の太宰治。 1937年(昭和12年)6月23日。 太宰治 28歳。 六月二十三日付で、中畑慶吉(なかはたけいきち)宛に葉書を送る。 太宰、鎌滝富方に引越す 1937年(昭和12年)6月21日。太宰は、前年1936年(昭和11年)11月1…

【日めくり太宰治】5月19日

5月19日の太宰治。 1930年(昭和5年)5月19日。 太宰治 20歳。 五月中旬、井伏鱒二に神田区須田町の作品社事務室で逢った。 師匠・井伏鱒二との出会い 1930年(昭和5年)5月中旬。太宰は、神田区須田町にある「作品社」の事務室に、井伏…