記憶の宮殿

僕は、記憶の宮殿を自由に旅する。太宰治がソウルフレンド。

今官一

【太宰治】雨じゃない玉川心中

2022年6月19日は、74回目の桜桃忌。 「桜桃忌は太宰治の命日なの?」「太宰治が心中した日は雨が降っていたの?」といった、太宰について世間一般でよく誤解されている”2つの事実”について紹介します。

【週刊 太宰治のエッセイ】もの思う葦(その三)①

◆『もの思う葦(その三)』① 「葦の自戒」 「感想について」 「すらだにも」 「慈眼」 「重大のこと」 「敵」 毎週月曜朝6時更新。太宰治の全エッセイ全163作品を執筆順に紹介します。

【週刊 太宰治のエッセイ】川端康成へ

◆「川端康成へ」 毎週月曜朝6時更新。太宰治の全エッセイ全163作品を執筆順に紹介します。

【週刊 太宰治のエッセイ】魚服記に就て

◆「魚服記に就て」 毎週月曜朝6時更新。太宰治の全エッセイ全163作品を執筆順に紹介します。

【日めくり太宰治】12月18日

12月18日の太宰治。 1934年(昭和9年)12月18日。 太宰治 25歳。 文藝同人誌「青い花」が発行された。創刊号が出来たのは、十二月十八日頃であったと推定される。 文藝同人誌「青い花」創刊 1934年(昭和9年)12月1日付で、太宰をは…

【日めくり太宰治】10月30日

10月30日の太宰治。 1940年(昭和15年)10月30日。 太宰治 31歳。 十月三十一日付発行の「現代文学」十一月号に「パウロの混乱」を発表。 『パウロの混乱』 今日は、太宰のエッセイ『パウロの混乱』を紹介します。 『パウロの混乱』は、19…

【日めくり太宰治】10月6日

10月6日の太宰治。 1934年(昭和9年)10月6日。 太宰治 25歳。 午後七時から、銀座の「山の小舎」で、「青い花」同人の初顔合せ会が開かれた。 なかなかの熱の入れ方「青い花」 1934年(昭和9年)9月中旬頃、太宰は、ドイツ浪漫派の詩人…

【日めくり太宰治】8月31日

8月31日の太宰治。 1935年(昭和10年)8月31日。 太宰治 26歳。 八月三十一日付で、今官一(こんかんいち)に手紙を送る。 「僕は君を愛している」 今日は、太宰が、1935年(昭和10年)8月31日付で、親友・今官一(こんかんいち)(19…

【日めくり太宰治】2月15日

2月15日の太宰治。 1933年(昭和8年)2月15日。 太宰治 25歳。 二月十五日付発行の「海豹」第四便の「故郷の話Ⅲ」欄に、「田舎者」を発表。初めて太宰治の筆名を使用し、爾後(じご)終生、この筆名で通した。 『田舎者』と今官一 エッセイ『田舎…

【日めくり太宰治】1月19日

1月19日の太宰治。 1933年(昭和8年)1月19日。 太宰治 23歳。 大鹿卓(おおしかたく)、神戸雄一(かんべゆういち)、古谷綱武(ふるやつなたけ)、木山捷平(きやましょうへい)、新庄嘉章(しんじょうよしあきら)、今官一(こんかんいち)、藤原定(ふじ…

【日刊 太宰治全小説】#125「十二月八日」

【冒頭】きょうの日記は特別に、ていねいに書いて置きましょう。昭和十六年の十二月八日には日本のまずしい家庭の主婦は、どんな一日を送ったか、ちょっと書いて置きましょう。 【結句】どこまで正気なのか、本当に、呆(あき)れた主人であります。 「十二…