記憶の宮殿

僕は、記憶の宮殿を、自由に旅する。太宰治が、ソウルフレンド。

津島美知子

【日めくり太宰治】10月28日

10月28日の太宰治。 1942年(昭和17年)10月28日。 太宰治 33歳。 八時青森着、十一時頃五所川原着、旭町七十一番地の中畑慶吉(なかはたけいきち)宅で一休みのあと、金木の生家を訪れた。 美知子、初めての金木 1942年(昭和17年)1…

【日めくり太宰治】10月24日

10月24日の太宰治。 1938年(昭和13年)10月24日。 太宰治 29歳。 井伏鱒二宛、二度と破婚はしない旨を記した誓約書を送付した。 太宰、井伏への「誓約書」 1938年(昭和13年)、天下茶屋に滞在中の太宰は、9月18日に師匠・井伏鱒…

【日めくり太宰治】9月18日

9月18日の太宰治。 1938年(昭和13年)9月18日。 太宰治 29歳。 井伏鱒二の付添い、斎藤せいの案内で、甲府駅の北約五分位の距離にあった、甲府市水門町二十九番地の石原家を訪問。結婚話の相手石原美知子と見合いをした。 太宰、石原美知子と…

【日めくり太宰治】9月13日

9月13日の太宰治。 1938年(昭和13年)9月13日。 太宰治 29歳。 井伏鱒二の勧めにより鎌滝方を引き払い、質屋から「夏の和服一揃を出して着かざり」、「淡茶色の鞄」一つ提げて、「思いをあらたにする覚悟」で、井伏鱒二の滞在していた山梨県…

【日めくり太宰治】8月11日

8月11日の太宰治。 1938年(昭和13年)8月11日。 太宰治 29歳。 八月十一日付で、井伏鱒二に手紙を送る。 井伏鱒二へのお礼と決意表明 今日は、太宰が1938年(昭和13年)8月11日に、師匠・井伏鱒二に宛てて書いた手紙を紹介します。…

【日めくり太宰治】8月7日

8月7日の太宰治。 1938年(昭和13年)8月7日。 太宰治 29歳。 青森駅前通りの成田本店で、母くらから聞いた人の著書『虚構の彷徨、ダス・ゲマイネ』を発見して購い、連絡船の中で読んだという。 著作をめぐる2人の女性の物語 今日は、太宰を取…

【日めくり太宰治】7月28日

7月28日の太宰治。 1945年(昭和20年)7月28日。 太宰治 36歳。 朝、石原愛子、大内かね、和子などに甲府駅まで見送られ、焼土となった甲府をあとにし、妻子を連れて津軽へと旅立った。 太宰、甲府から津軽へ疎開 1945年(昭和20年)4…

【日めくり太宰治】7月13日

7月13日の太宰治。 1940年(昭和15年)7月13日。 太宰治 31歳。 美知子宛電報を打ち、滞在費を持って迎えに来させた。 太宰、「洪水に急襲」される 太宰は、1940年(昭和15年)7月3日から、「大判の東京明細地図」を携えて、東京在住…

【日めくり太宰治】7月7日

7月7日の太宰治。 1945年(昭和20年)7月7日。 太宰治 36歳。 明け方、愛子が久保寺家でもらってきたおにぎりを、焼け跡で受け取った。 太宰、「甲府空襲」に遭う 1945年(昭和20年)6月末に『お伽草紙』全4篇200枚の原稿を完成させ…

【日めくり太宰治】6月19日

6月19日の太宰治。 1909年(明治42年)6月19日。 太宰治 0歳。 青森県北津軽郡金木村大字金木字朝日山四百十四番地の新邸宅裏階段北側和室十畳間で、戸籍名津島修治が呱々(ここ)の声をあげた。 ダザイのトリセツ 1909年(明治42年)6月…

【日めくり太宰治】6月7日

6月7日の太宰治。 1941年(昭和16年)6月7日。 太宰治 31歳。 午前一時〇分、長女園子が、東京府北多摩郡三鷹町下連雀百十三番地において誕生した。 長女・園子の誕生 今日は、太宰の長女・津島園子(1941~2020)が生まれた日です。太…

【日めくり太宰治】6月6日

6月6日の太宰治。 1948年(昭和23年)6月6日。 太宰治 38歳。 朝、何時ものように「仕事部屋に行ってくるよ」といって、気軽に家を出たまま、自宅には帰らなかった。 最後の「行ってくるよ」 前日の1948年(昭和23年)6月5日、太宰は、…

【日めくり太宰治】6月4日

6月4日の太宰治。 1939年(昭和14年)6月4日。 太宰治 29歳。 六月二日、朝六時、美知子とともに甲府を出発し、貸家を捜すために上京。 難航する東京での貸家捜し 5月26日の記事で、太宰が、お目付け役・中畑慶吉(なかはたけいきち)宛の手紙…

【日めくり太宰治】5月29日

5月29日の太宰治。 1945年(昭和20年)5月29日。 太宰治 35歳。 五月下旬か六月上旬の頃、甲府市郊外、山向こうの御岳昇仙峡の入口の近くにある千代田村(ちよたむら)上野の石原家の遠戚久保寺家に、約七粁(キロメートル)の道程を、自ら大八車…

【日めくり太宰治】5月26日

5月26日の太宰治。 1939年(昭和14年)5月26日。 太宰治 29歳。 太宰が、浅川、八王子、国分寺近辺で貸家捜しをはじめる。 太宰、東京への移転を切望 1939年(昭和14年)1月8日、太宰は、師匠・井伏鱒二の媒酌で、石原美知子と結婚。…

【日めくり太宰治】5月16日

5月16日の太宰治。 1948年(昭和23年)5月16日。 太宰治 38歳。 山崎富栄、五月十六日の日記。 太宰と3人の女性たち まずは、1948年(昭和23年)5月16日付、太宰の愛人・山崎富栄の日記を引用して紹介します。 五月十六日 昨夕、ア…

【日めくり太宰治】5月5日

5月5日の太宰治。 1939年(昭和14年)5月5日。 太宰治 29歳。 八十八夜の頃、美知子とともに信州に二泊の旅に出た。 太宰と美知子の夫婦旅行 1939年(昭和14年)、この年の1月8日に、太宰は石原美知子と結婚し、山梨県甲府市御崎町に住…

【日めくり太宰治】4月25日

4月25日の太宰治。 1946年(昭和21年)4月25日。 太宰治 36歳。 越野(こしの)タケが、津島文治の当選祝いの挨拶や祖母の見舞いを兼ね、疎開中の修治にも逢いたくて、小泊から金木の実家に里帰りし、津島家を訪れた。 疎開中の太宰に「たけさん…

【日めくり太宰治】4月13日

4月13日の太宰治。 1945年(昭和20年)4月13日。 太宰治 35歳。 小山清(こやまきよし)は三鷹の家に帰り、以後、疎開中の留守宅を守った。 太宰、甲府へ疎開する 小山清こやまきよしは太宰の弟子で、1945年(昭和20年)3月10日の「東…

【日めくり太宰治】3月19日

3月19日の太宰治。 1942年(昭和17年)3月19日。 太宰治 32歳。 小山清(こやまきよし)が旅館に訪れ一泊。 タイミングの悪い小山清 太宰は、1942年(昭和17年)3月10日から3月20日までの10日間、奥多摩御嶽駅前の和歌松旅館に滞…

【日めくり太宰治】3月10日

3月10日の太宰治。 1945年(昭和20年)3月10日。 太宰治 35歳。 陸軍記念日の零時少し前から、本所、深川、下谷、浅草、城東など東京市中下町の各区に、マリアナ基地を発進したアメリカ空軍機B29約百五十機の、焼夷弾による大襲撃があった…

【日めくり太宰治】1月8日

1月8日の太宰治。 1939年(昭和14年)1月8日。 太宰治 29歳。 午後、井伏鱒二宅で、井伏鱒二夫妻が媒酌し、山田貞一、宇多子夫妻(石原家名代)、斎藤文二郎夫人、中畑慶吉(津島家名代)、北芳四郎などが同席、計九人で、石原美知子との結婚式…

【日めくり太宰治】1月7日

1月7日の太宰治。 1939年(昭和14年)1月7日。 太宰治 29歳。 挙式の前日、杉並区清水町二十四番地の井伏鱒二宅に行ったところ、中畑慶吉の配慮で、挙式用の黒羽二重の紋服一重ね、袴、絹の縞の着物一重ねが届けられていて、感激したという。 太…