記憶の宮殿

僕は、記憶の宮殿を自由に旅する。太宰治がソウルフレンド。

秋田富子

【週刊 太宰治のエッセイ】炎天汗談

◆「炎天汗談」 毎週月曜朝6時更新。太宰治の全エッセイ全163作品を執筆順に紹介します。

【日めくり太宰治】12月25日

12月25日の太宰治。 1921年(昭和21年)12月25日。 太宰治 37歳。 一九四七年(昭和二十二年)一月一日付発行の「中央公論」新年号に「メリイクリスマス」を発表。 『ぼくのクリスマスプレゼント』 太宰は、1947年(昭和22年)1月1…

【日めくり太宰治】5月21日

5月21日の太宰治。 1947年(昭和22年)5月21日。 太宰治 37歳。 三鷹町上連雀八百四番地の藤田利三郎宅の一室を借りて仕事部屋とし、六月末までここで、「斜陽」を執筆。第八章まで、百八十枚を書き上げた。 太宰を占う、若い女性占い師 太宰…

【日めくり太宰治】4月8日

4月8日の太宰治。 1948年(昭和23年)4月8日。 太宰治 38歳。 あさ、聖子ちゃんみえる。新潮社退社について御相談にみえる。つづいて八木岡さんみえる。うるさいことがらばかり。 おひる寝。大変御疲れの御様子。街で蟹を買う。修治さん大喜びで…

【日刊 太宰治全小説】#230「メリイクリスマス」

【冒頭】東京は、哀(かな)しい活気を呈(てい)していた、とさいしょの書き出しの一行に書きしるすというような事になるのではあるまいか、と思って東京に舞い戻って来たのに、私の眼には、何の事も無い相変らずの「東京生活」のごとくに映った。 【結句】「こ…

【考察】太宰治は、本当に首を絞められたのか?

2019年、生誕110年を迎える人気作家・太宰治。愛人・山崎富栄さんと玉川上水で心中した太宰ですが、その死の真相は明らかになっていません。 富栄さんに首を絞められて殺されたとも言われる太宰。 ”太宰治は、本当に首を絞められたのか?”考察します。

【日刊 太宰治全小説】#127「水仙」

【冒頭】「忠直卿行状記」という小説を読んだのは、僕が十三か、四のときの事で、それっきり再読の機会を得なかったが、あの一篇の筋書だけは、二十年後のいまもなお、忘れずに記憶している。奇妙にかなしい物語であった。 【結句】静子夫人は、草田氏の手許…