記憶の宮殿

僕は、記憶の宮殿を自由に旅する。太宰治がソウルフレンド。

葛原勾当

【週刊 太宰治のエッセイ】文盲自嘲

◆「文盲自嘲」 毎週月曜朝6時更新。太宰治の全エッセイ全163作品を執筆順に紹介します。

【日めくり太宰治】4月30日

4月30日の太宰治。 1940年(昭和15年)4月30日。 太宰治 30歳。 井伏鱒二、伊馬春部、および、井伏鱒二宅に出入りしていた文学青年で早稲田大学文学部学生であった石川隆士(国文学科)、則藤大蔵(仏蘭西文学科)、佐藤安人(あんじん)(英文…

【日刊 太宰治全小説】#85「盲人独笑」

【冒頭】葛原勾当(くずはらこうとう)日記を、私に知らせてくれた人は、劇作家伊馬鵜平君である。堂々七百頁ページ近くの大冊である。 【結句】かきならす。おとをだに聞かば。このさとに。わがすむことを。きみや知るらむ。(勾当) 「盲人独笑(もうじんどく…