記憶の宮殿

僕は、記憶の宮殿を、自由に旅する。太宰治が、ソウルフレンド。

金木

【日めくり太宰治】8月28日

8月28日の太宰治。 1945年(昭和20年)8月28日。 太宰治 36歳。 疎開先の故郷金木から手紙を送る。 疎開先から弟子と師匠に送る手紙 今日は、太宰が疎開先の故郷・金木町から3人に送った書簡を紹介します。 太宰は、1945年(昭和20年)…

【日めくり太宰治】8月17日

8月17日の太宰治。 1941年(昭和16年)8月17日。 太宰治 32歳。 故郷の母夕子(たね)の衰弱が甚だしいとのことで、北芳四郎(きたよししろう)の勧めによって、十年振りで故郷に帰り、母夕子(たね)、祖母イシ、次兄英治、叔母キヱなどと逢った。…

【日めくり太宰治】8月15日

8月15日の太宰治。 1945年(昭和20年)8月15日。 太宰治 36歳。 正午、戦争終結の詔(みことのり)が放送された。 金木で迎えた終戦 1945年(昭和20年)8月15日正午(日本標準時)、当時日本唯一の放送局だった、社団法人日本放送協会…

【日めくり太宰治】8月6日

8月6日の太宰治。 1945年(昭和20年)8月6日。 太宰治 36歳。 田中英光(たなかひでみつ)は、二泊して六日立ち去った。 田中英光、金木の太宰を訪問 太宰は、1945年(昭和20年)7月31日、四昼夜をかけて甲府から故郷・金木へと疎開しま…

【日めくり太宰治】7月28日

7月28日の太宰治。 1945年(昭和20年)7月28日。 太宰治 36歳。 朝、石原愛子、大内かね、和子などに甲府駅まで見送られ、焼土となった甲府をあとにし、妻子を連れて津軽へと旅立った。 太宰、甲府から津軽へ疎開 1945年(昭和20年)4…

【桜桃忌2019】太宰治 生誕110周年によせて

6月19日。今日は、桜桃忌です。 1948年の6月13日、太宰治は愛人の山崎富栄さんとともに東京三鷹市の玉川上水に入水自殺しました。没年38歳。しかし、入水後に雨が降ったため、なかなか遺体が上がらず、見つかったのが6日後の6月19日。この日…

【日刊 太宰治全小説】#148「帰去来」

【冒頭】人の世話にばかりなって来ました。これからもおそらくは、そんな事だろう。みんなに大事にされて、そうして、のほほん顔で、生きて来ました。これからも、やっぱり、のほほん顔で生きて行くのかも知れない。そうして、そのかずかずの大恩に報いる事…

【日刊 太宰治全小説】#143「故郷」

【冒頭】昨年の夏、私は十年振りで故郷を見た。その時の事を、ことしの秋四十一枚の短篇にまとめ、「帰去来」という題を附けて、或る編輯部に送った。その直後の事である。 【結句】ふと気がつくと、いつの間にか私の背後に、一ばん上の姉が、ひっそり坐って…

【太宰散歩】津軽、太宰ゆかりの地を歩く2018(前編)

撰ばれてあることの 恍惚と不安と 二つわれにあり ーヴェルレエヌ 太宰の処女作『晩年』の冒頭を飾る作品「葉」冒頭のエピグラフからはじめます。 この詩は、39年におよぶ人間・太宰治の心境を集約した言葉だと思います。 自己に対する、文学者としての「撰…