2018年は、太宰治 没後70年。
2019年は、太宰治 生誕110周年。
2年続けて太宰イヤーが続き、 太宰の故郷である青森県五所川原市をはじめ、同県弘前市、東京都三鷹市、同練馬区石神井、埼玉県大宮市、千葉県船橋市、山梨県甲府市、静岡県沼津市など、全国各地の太宰ゆかりの地で様々なイベントが催されました。
私自身も、実家の青森に里帰りした際、青森で開催されたいくつかのイベントや、三鷹や甲府で開催された企画展に足を運んだり、練馬区石神井や大宮で開催されたツアーに参加させて頂いたりと太宰イヤーを満喫し、そのことをブログで書いたりもして、その活動を通して、たくさんの素敵な出会いにも恵まれました。
巷で太宰イヤーを祝う様々なイベントが催されている中、同郷の作家であり、上京してから心の支えになってくれた縁もあることから、ソウルフレンドと慕って止まない太宰のために、自分も何か出来ないか?との思いから始めたのが、「太宰治 生誕110周年記念」と銘打って2019年1月1日から始めた【日刊 太宰治全小説】でした。
冒頭の一文で読者の心をグイッと鷲摑みにし、作品の最後まで読ませてしまうところから、「太宰治は、コピーライター。」というキャッチコピーで、冒頭と結びの一文をキッカケに、そのまま毎日一作品ずつ太宰作品に触れられる、というスタイルで、太宰の小説全155作品を紹介しました。
私は、なまけ癖があるので、155作品分も毎日ブログを更新し続けられるのか?という不安もありましたが、【日刊 太宰治全小説】は想像した以上に多くの方に読んで頂き、毎日のようにブログに訪れて下さる方も多かったため、皆さんの応援に後押しされ、なんとか全155作品を紹介することができました。
そして、来たる2020年。
来年は、太宰治 生誕111周年です。
"1"が3つ並ぶ、なんだかおめでたい年じゃあ、ありませんか!
そして、2年続いた太宰イヤーで、"太宰治"に興味を持って下さった皆さんに、もっと太宰ワールドに浸かってもらいたい!という思いから、「太宰治 生誕111周年記念」と銘打って、こんな企画をご用意しました!
日めくり太宰治
「太宰治 生誕111周年」がスタートする2020年1月1日から、【日めくり太宰治】と称して、毎朝7時にブログを更新します。
「太宰治の生涯について調べるなら、まずはこの本でしょ!」という、山内祥史さんの力作『太宰治の年譜』(大修館書店、2012年)のお力をお借りしながら、太宰の39年という短すぎる生涯から、「太宰にとって、その日はどんな日だったのか?」「太宰はその日、何をしていたのか?」というエピソードを1つずつ選び、毎日紹介していきます。
【日刊 太宰治全小説】でもお世話になった『太宰治の年譜』ですが、今年も力をお借りしながら、太宰の魅力を全力で伝えていきます。
また、紹介の仕方も、参考文献を引用したり、書簡集から引用したり、当ブログでは未紹介のエッセイを引用したり、と趣向を凝らし、毎日いろいろな形で太宰に想いを馳せてもらえたらな…と思っています。
太宰カレンダー
毎日、太宰の色んな顔に出会うことができる【日めくり太宰治】。
このページから、更新済みの記事へ簡単に飛べるように、「太宰カレンダー」と名付けたインデックスも用意しました。気になる日付に簡単に飛ぶことが出来るので、ぜひ活用して頂けたら嬉しいです!
【1月】
1月 1日:正月の井伏鱒二宅訪問
1月 2日:佐藤春夫宅へ年始の挨拶に
1月 3日:ペンネームの由来
1月 4日:太宰結婚の立役者・高田英之助
1月 5日:太宰を慕う弟の死
1月 6日:太宰と日記
1月 7日:太宰の甲府転居
1月 8日:石原美知子との新婚生活
1月 9日:太宰と左翼運動
1月10日: 『織田君の死』
1月11日: 『「晩年」に就いて』
1月12日:太宰と映画
1月13日:太宰と相撲
1月14日:太宰、初の新聞連載
1月15日:太宰と旅行
1月16日:結婚のお礼回り
1月17日: 『「惜別」の意図』
1月18日:叔母キヱと「太宰治『思ひ出』の蔵」
1月19日:太宰と今官一
1月20日:『散華』のモデル・三田循司
1月21日:生前に出版された『太宰治全集』
1月22日:太宰と久保隆一郎の交流
1月23日:「蜃気楼」と『負けぎらいト敗北ト』
1月24日:東京帝大を卒業するために
1月25日:『心の王者』
1月26日:『女生徒』誕生の舞台裏
1月27日:長兄・文治と交わした「覚」
1月28日:佐藤春夫に宛てた4mの書簡
1月29日:太宰と小山清
1月30日:『このごろ』
1月31日:太宰の「実朝時代」
【2月】
2月 1日:太宰の文壇デビュー
2月 2日:太宰と越野タケ
2月 3日:三鷹の仕事部屋
2月 4日:「原稿百枚紛失」事件
2月 5日:太宰の御嶽ハイキング
2月 6日:太宰の「勉強論」と「聖諦」
2月 7日:太宰と初代の新婚生活
2月 8日:太宰と工藤永蔵
2月 9日:「太宰治先生訪問記」
2月10日:太宰の芝済生会病院入院
2月11日:山岸外史から見た第一印象
2月12日:『鬱屈病』
2月13日:太宰と野田宇太郎
2月14日:太宰、入院中に檀一雄と病院脱出
2月15日:『田舎者』と今官一
2月16日:太宰と鰭崎潤
2月17日:『晩年』への熱い想い
2月18日:共産党へのアジト提供
2月19日:太宰治として最初の小説
2月20日:『犯しもせぬ罪を』
2月21日:太宰、太田静子の日記を手にする
2月22日:外村繁と追悼文「太宰君のこと」
2月23日:堤重久、甲府の太宰を訪問
2月24日:太宰、尾崎一雄宅を訪問
2月25日:太宰が住んだ街、三鷹
2月26日:『斜陽』を執筆した安田屋旅館
2月27日:奥さんの母・小山きみ宛の書簡
2月28日:ひばりのモデル・木村庄助
2月29日:酒だけが俺を生かしておいてくれる
【3月】
3月 1日:『酒ぎらい』
3月 2日:結婚後、最初の仕事
3月 3日:長兄・文治の選挙応援
3月 4日:太宰の父・源右衛門の死
3月 5日:小山初代と小舘善四郎の過ち
3月 6日:太宰と阿部合成
3月 7日:山岸の送った絶交状
3月 8日:起雲閣で『人間失格』の執筆開始
3月 9日:太宰が富栄に告げた言葉
3月10日:太宰と東京大空襲
3月11日:太宰と「千草」
3月12日:太宰のパビナール中毒
3月13日:太宰の東大受験
3月14日:太宰の就職活動
3月15日:太宰と将棋
3月16日:鎌倉八幡宮の裏山で縊死未遂
3月17日:太宰、友人の小野正文を訪ねる
3月18日:縊死未遂からの帰還
3月19日:タイミングの悪い小山清
3月20日:太宰治水上心中
3月21日:縊死未遂事件の顛末
3月22日:田中英光との出会い
3月23日:水上心中事件の顛末
3月24日:最初の創作『最後の太閤』
3月25日:太宰、東京帝国大学に合格
3月26日:『作家の像』
3月27日:太宰と富栄の出逢い
3月28日:太宰の近況 ー富栄の日記から
3月29日:根市良三/資生堂パーラー
3月30日:次女・里子の誕生
3月31日:床の間の掛軸
【4月】
4月 1日:学力補充のため、高等小学校へ
4月 2日:『芸術ぎらい』
4月 3日:「東京大空襲」以後、甲府疎開まで
4月 4日:太宰は、本当に麻薬中毒だったのか?
4月 5日:太宰にとっての初代
4月 6日:『如是我聞』の口述筆記①
4月 7日:『井伏鱒二選集 第三巻 後記』
4月 8日:太宰と林聖子さん
4月 9日:堤重久の出征壮行会
4月10日:堤重久の出征壮行会の帰途
4月11日:『一問一答』
4月12日:田辺精肉店の裏のアパート
4月13日:太宰、甲府へ疎開する
4月14日:同郷の在京学生を左翼運動に勧誘?
4月15日:「俳人」太宰治
4月16日:富栄、太田静子への手紙を代筆
4月17日:太宰、お金の無心をする
4月18日:太宰、弘前高等学校に入学
4月19日:戦後の原稿用紙不足
4月20日:最初の全集を刊行した八雲書店
4月21日:太宰、金木第一尋常小学校に入学
4月22日:堤重久に宛てた手紙
4月23日:「N君」中村貞次郎が語る中学時代
4月24日:太宰と阿部「思い出果てなし」
4月25日:疎開中の太宰に「たけさん現わる」
4月26日:「吉祥寺のおばさん」のコスモス
4月27日:太宰と小舘善四郎
4月28日:太宰、友人のために奔走する
4月29日:『人間失格』執筆のため大宮へ
4月30日:太宰、四万温泉:湯元 四萬舘に遊ぶ
【5月】
5月 1日:富栄、薄ら寒い夜の記憶
5月 2日:青森中学時代の太宰
5月 3日:タケさん、修ちゃんの子守りに
5月 4日:富栄、歓びと葛藤と
5月 5日:太宰と美知子の信州旅行
5月 6日:「昔の恩義を忘れず」
5月 7日:『大恩は語らず』
5月 8日:長兄・文治に「嫁っこ、きたよお」
5月 9日:太宰、石神井にて合コンす
5月10日:『当選の日』
5月11日:太宰、大宮を後にする
5月12日:太宰の『津軽』旅行①:三鷹~蟹田
5月13日:『如是我聞』の口述筆記②
5月14日:太宰の「朝日新聞」連載小説
5月15日:『正直ノオト』
5月16日:太宰と3人の女性たち
5月17日:太宰の『津軽』旅行②:今別~竜飛
5月18日:津島源右衛門、衆議院議員に当選
5月19日:師匠・井伏鱒二との出会い
5月20日:芥川比呂志、太宰を訪問する
5月21日:太宰を占う、若い女性占い師
5月22日:「恋している女があるんだ」
5月23日:「修治さんに、憂鬱な嫉妬と不安」
5月24日:太宰の『津軽』旅行③:金木~深浦
5月25日:太田静子の三鷹来訪
5月26日:太宰、東京への移転を切望
5月27日:太宰の『津軽』旅行④:鰺ヶ沢~小泊
5月28日:真夜中のサイダー
5月29日:太宰、甲府で「荷物疎開」
5月30日:太宰、三宅島に遊ぶ
5月31日:「全く望外の印税」速達で届く
【6月】
6月 1日:『悶悶日記』
6月 2日:太宰作品のNHKラジオ放送
6月 3日:太宰の『津軽』旅行⑤:蟹田~三鷹
6月 4日:難航する東京での貸家捜し
6月 5日:『如是我聞』の口述筆記③
6月 6日:最後の「行ってくるよ」
6月 7日:長女・園子の誕生
6月 8日:『春昼』
6月 9日:太宰、創作集の装幀を依頼する
6月10日: 太宰、富栄に「別れよう――」
6月11日:太宰、山岸に再婚のすゝめ
6月12日:太宰心中前日、大宮を訪問
6月13日:太宰と富栄、玉川上水に入水す
6月14日:太宰治の命日
6月15日:『政治家と家庭』
6月16日:太宰が級友に読んだ弔詞
6月17日:心中事件後の朝日新聞報道
6月18日:小山清にとってのLast man
6月19日:ダザイのトリセツ
6月20日:『蒼穹答えず』
6月21日:三兄・圭治の死
6月22日:出来上がったばかりの『晩年』を
6月23日:太宰、鎌滝富方に引越す
6月24日:『革財布』
6月25日:処女短篇集『晩年』刊行
6月26日:太宰と弟子・菊田義孝
6月27日:「太宰さんと旅をする」
6月28日:太宰の逃避行とその終焉
6月29日:佐藤春夫と川端康成からの手紙
6月30日:山岸外史の「再婚機」
【7月】
7月 1日:「最も愛着が深かった」船橋へ
7月 2日:『黒石の人たち』
7月 3日:湯ケ野温泉「福田屋」での執筆
7月 4日:長尾良と太宰の出会い
7月 5日:手製の『思い出』
7月 6日:井伏の叱責と、太宰の言い訳
7月 7日:太宰、「甲府空襲」に遭う
7月 8日:太宰、佐藤春夫への誘い
7月 9日:太宰の3通の手紙
7月10日:『「人間キリスト記」その他』
7月11日:『晩年』の出版記念会
7月12日:久保隆一郎への手紙
7月13日:太宰、「洪水に急襲」される
7月14日:菊田義孝「愛情うすし」
7月15日:太宰、三鷹の借家を契約
7月16日:『哄笑に至る』
7月17日: 「甲府空襲」罹災後の太宰
7月18日:太宰、三鷹「禅林寺」に葬られる
7月19日:太宰と離別後の小山初代
7月20日:太宰、お見合いをセッティング
7月21日:太宰、義弟の下宿探し
7月22日:平岡敏男への近況報告
7月23日:小山初代の命日
7月24日:「河童忌」芥川龍之介の命日
7月25日:『走ラヌ名馬』
7月26日:中畑慶吉に宛てた自身の近況報告
7月27日:佐藤春夫へ「オ許シ下サイ」
7月28日:太宰、甲府から津軽へ疎開
7月29日:「なぜ、君は遊びに来ないのか」
7月30日:富栄、募る太宰への想い
7月31日:弟のように可愛がった小舘善四郎
【8月】
8月 1日:『緒方君を殺した者』
8月 2日:セルフレビューと仮入歯
8月 3日:菊田義孝、三鷹の住居を初訪問
8月 4日:『白猿狂乱』顛末記
8月 5日:『貪婪禍』
8月 6日:田中英光、金木の太宰を訪問
8月 7日:著作をめぐる2人の女性の物語
8月 8日:長兄・文治への近況報告
8月 9日:三鷹の家が、予定どおり完成せず
8月10日:長男・正樹の誕生
8月11日:井伏鱒二へのお礼と決意表明
8月12日:創作活動を再開、静浦村での日々
8月13日:箱根の太宰治
8月14日:川久保屋旅館と第三回芥川賞落選
8月15日:金木で迎えた終戦
8月16日:『ユダヤ人実朝』事件
8月17日:太宰、10年振りに故郷・金木へ
8月18日:太宰、中学4年生の夏休み
8月19日:義弟の下宿、見つかる
8月20日:太宰と木村庄助の書簡
8月21日:第一回芥川賞、落選直後
8月22日:太宰と佐藤春夫、初めての出逢い
8月23日: 鰭崎潤と「聖書知識」
8月24日:戦後の太宰と師匠・井伏鱒二
8月25日:川久保屋旅館滞在中の手紙
8月26日:太宰と別所直樹との出逢い
8月27日:津村信夫と『郷愁』
8月28日:疎開先から弟子と師匠に送る手紙
8月29日:『虎徹宵話』
8月30日:「僕の内臓の一部のような気がする」
8月31日:「僕は君を愛している」
【9月】
9月 1日:念願の、甲府から三鷹への引越し
9月 2日:富栄、太宰に会えぬ日々
9月 3日:『自作を語る』
9月 4日:”一人の若い左翼運動者”津島修治
9月 5日:『天狗』
9月 6日:第2創作集の出版を急ぐ太宰
9月 7日:太宰と太田静子の出逢い
9月 8日:『同じ星』と宮崎譲
9月 9日:桂英澄、入隊前夜
9月10日:野原一夫、太宰に原稿依頼
9月11日:木山捷平への手紙
9月12日:『将軍』と芥川龍之介
9月13日:太宰、御坂峠の天下茶屋へ
9月14日:太宰の朗読会
9月15日:堤重久の除隊
9月16日:太宰と菊田義孝の甲府行
9月17日:太宰、小山初代に「上京せよ」
9月18日:太宰、石原美知子とのお見合い
9月19日:「小説かきたくて、うずうず」
9月20日:太宰「うるせえ、黙ってろ」
9月21日:太宰、終戦後の希望を書く
9月22日:太宰、三浦正次への手紙
9月23日:捗る仕事、断わる仕事
9月24日:信州でのサナトリアム生活を計画
9月25日:『花火』
9月26日:はじめての原稿料で湯河原旅行①
9月27日:はじめての原稿料で湯河原旅行②
9月28日:太宰、芝区白金三光町へ引越し
9月29日:荒れた竹藪の中の、かぐや姫
9月30日:『パンドラの匣』にかける熱量
【10月】
10月 1日:初代、赤羽で降車し、太宰と再会
10月 2日:太宰の講演「近代の病」
10月 3日:太宰、「猟騎兵」の同人に
10月 4日:伊馬鵜平と小山祐士の船橋訪問
10月 5日:『富士に就いて』
10月 6日:なかなかの熱の入れ方「青い花」
10月 7日:初代、太宰の身を案じて井伏宅へ
10月 8日:日本初の銀行強盗、大森ギャング事件
10月 9日:小舘善四郎の自殺未遂
10月10日: 太宰の初恋『思い出』の「みよ」
10月11日:金木から「小田静夫」への手紙
10月12日:疎開先で弟子を気遣う太宰
10月13日:太宰、東京武蔵野病院へ入院
10月14日:葡萄を狩るの記
10月15日:初代、小舘善四郎を付添い看護
10月16日:祖母・津島イシの葬儀
10月17日:『世界的』
10月18日:『純真』
10月19日:東京武蔵野病院入院中の太宰①
10月20日:太宰と中原中也①
10月21日:『角力』
10月22日:『パンドラの箱』連載開始
10月23日:『オリンポスの果実』出版に尽力
10月24日:太宰、井伏への「誓約書」
10月25日:終戦直後、『お伽草子』を刊行
10月26日:「だめな男だとも思っていません」
10月27日:『校長三代』
10月28日:美知子、初めての金木
10月29日:『砂子屋』
10月30日:『パウロの混乱』
10月31日:「難関をひとりで切り抜ける覚悟」
【11月】
11月 1日:『先生三人』
11月 2日:明日帰京と決まった日の午後
11月 3日:太宰の留置とペンネーム「太宰」
11月 4日:東京武蔵野病院入院中の太宰②
11月 5日:同人誌「蜃気楼」創刊
11月 6日:太宰と美知子の結婚披露宴
11月 7日:太宰、最初の心中未遂?
11月 8日:『モナコ小景』
11月 9日:「大へん疲れてしまいました」
11月10日:太宰と中原中也②
11月11日:「ユーモアに就いて」熱弁を振る
11月12日:太宰、東京武蔵野病院を退院
11月13日:『困惑の弁』
11月14日:太宰、金木から三鷹へ帰京
11月15日:證「この子は 私の 可愛い子」
11月16日:太宰、天下茶屋を後にする
11月17日:太宰に文士徴用令書が届く
11月18日:太宰、新潟へゆく
11月19日:富栄「こうした私の心の飛躍」
11月20日:野原一夫、三鷹通いのはじまり
11月21日:太宰の四姉・きやうの死
11月22日:『日記抄』と太平洋戦争中の太宰
11月22日:『現代小説を語る』
11月23日:分家除籍と初代との結納
11月24日:戦時下における三鷹での太宰
11月25日:太宰、平岡敏男と痛飲
11月25日:『歓楽極まりて哀情多し』
11月26日:『かすかな声』
11月27日:『人物に就いて』
11月28日:太宰、田部あつみと小動崎へ
11月29日:鎌倉腰越町小動崎での情死事件
11月30日:太宰に付き添う富栄
【12月】
12月 1日:『思案の敗北』
12月 2日:田部あつみの葬儀と中畑の後始末
12月 3日:井伏の徴用解除と母・夕子の逝去
12月 4日:小舘善四郎と津村信夫に宛てた手紙
12月 5日:富栄「修ちゃんを、守りたい」
12月 6日:太宰、小山清への近況報告
12月 7日:太宰、自殺幇助罪に問われる
12月 8日:「太平洋戦争が始まった」
12月 9日:『九月十月十一月』
12月10日:カルモチン服用による自殺未遂
12月11日:『創作余談』
12月12日:『碧眼托鉢』
12月13日:太宰、山岸に「君は一番強いよ。」
12月14日:「太宰さんの文学はきらい」
12月15日:『此の夫婦』
12月16日:太宰「校正お世話になります」
12月17日:源右衛門、貴族院議員に
12月18日:文藝同人誌「青い花」創刊
12月19日:太宰、「碧眼托鉢」の旅へ
12月20日:『怪談』
12月21日:『惜別』執筆準備のため、仙台へ
12月22日:富栄「お人好しの仙女では…」
12月23日:阿佐ヶ谷会錬成忘年会
12月24日:太宰の年越し準備
12月25日:「ぼくのクリスマスプレゼント」
12月26日:「ぼくの生命を園子にあずける」
12月27日:高田英之助からの吉報を聞いて
12月28日:熱海事件(付け馬事件)①
12月29日:熱海事件(付け馬事件)②
12月30日:山崎富栄「女一人」
12月31日:菊田義孝と過ごす大晦日
それでは、2020年1月1日(水)7時から、毎日の更新をお楽しみに!
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【参考文献】
・日本近代文学館 編『図説 太宰治』(ちくま学芸文庫、2000年)
・山内祥史『太宰治の年譜』(大修館書店、2012年)
・田村茂 写真『素顔の文士たち』(河出書房新社、2019年)
※モノクロ画像は、上記参考文献より引用しました。
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