記憶の宮殿

僕は、記憶の宮殿を自由に旅する。太宰治がソウルフレンド。

2019-05-10から1日間の記事一覧

【日刊 太宰治全小説】#130「正義と微笑」二

【冒頭】 四月二十日。火曜日。 晴れ、といっても、日本晴れではない。だいたい晴れ、というようなところだ。 【結句】 さて、明日からは高邁(こうまい)な精神と新鮮な希望を持って前進だ。十七歳になったのだ。僕は神さまに誓います。明日は、六時に起き…