記憶の宮殿

僕は、記憶の宮殿を自由に旅する。太宰治がソウルフレンド。

2019-06-09から1日間の記事一覧

【日刊 太宰治全小説】#160「作家の手帖」

【冒頭】 ことしの七夕は、例年になく心にしみた。七夕は女の子のお祭である。女の子が、織機のわざをはじめ、お針など、すべて手芸に巧みになるように織女星にお祈りをする宵である。 【結句】 女が、戦争の勝敗の鍵を握っている、というのは言い過ぎであろ…