記憶の宮殿

僕は、記憶の宮殿を自由に旅する。太宰治がソウルフレンド。

2019-08-25から1日間の記事一覧

【日刊 太宰治全小説】#237「フォスフォレッセンス」

【冒頭】「まあ、綺麗(きれい)。お前、そのまま王子様のところへでもお嫁に行けるよ。」「あら、お母さん、それは夢よ。」この二人の会話に於(お)いて、一体どちらが夢想家で、どちらが現実家なのであろうか。 【結句】「なんて花でしょう。」と彼にたずねら…