記憶の宮殿

僕は、記憶の宮殿を自由に旅する。太宰治がソウルフレンド。

2019-02-11から1日間の記事一覧

【日刊 太宰治全小説】#42「富嶽百景」②

【冒頭】ことさらに、月見草を選んだわけは、富士には月見草がよく似合うと、思い込んだ事情があったからである。 【結句】富士を見ると、甲府の富士は、山々のうしろから、三分の一ほど顔を出している。酸漿(ほおずき)に似ていた。 「続(ぞく)、富嶽百景(ふ…