記憶の宮殿

僕は、記憶の宮殿を、自由に旅する。太宰治が、ソウルフレンド。

2019-06-28から1日間の記事一覧

【日刊 太宰治全小説】#179「赤い太鼓」(『新釈諸国噺』)

【冒頭】 むかし都の西陣に、織物職人の家多く、軒をならべておのおの織物の腕を競い家業にはげんでいる中に、徳兵衛とて、名こそ福徳の人に似ているが、どういうものか、お金が残らず肝を冷やしてその日暮し、晩酌も二合を越えず、女房と連添うて十九年、他…