【冒頭】 君、思い違いしちゃいけない。僕は、ちっとも、しょげてはいないのだ。 【結句】 僕の事に就いては、本当に何もご心配なさらぬように。では、そちらもお大事に。 昭和二十年八月二十五日 「パンドラの匣」について ・新潮文庫『パンドラの匣』所収…
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