記憶の宮殿

僕は、記憶の宮殿を自由に旅する。太宰治がソウルフレンド。

2019-07-26から1日間の記事一覧

【日刊 太宰治全小説】#207「パンドラの匣」十二

【冒頭】 昨日の御訪問、なんとも嬉しく存じました。その折には、また僕には花束。竹さんとマア坊には赤い小さな英語の辞典一冊ずつのお土産。いかにも詩人らしい、親切な思いつきで、殊(こと)にも、竹さんとマア坊にお土産を持って来てくれたのは有難(あり…