記憶の宮殿

僕は、記憶の宮殿を自由に旅する。太宰治がソウルフレンド。

2019-02-21から1日間の記事一覧

【日刊 太宰治全小説】#52「火の鳥」③(『愛と美について』)

【冒頭】 男は、何人でも、います。そう答えてやりたかった。おのれは醜いと恥じているのに、人から美しいと言われる女は、そいつは悲惨だ。 【結句】 青年は陰鬱(いんうつ)に堪えかねた。 「火の鳥」について ・新潮文庫『新樹の言葉』所収。 ・昭和13…