記憶の宮殿

僕は、記憶の宮殿を自由に旅する。太宰治がソウルフレンド。

2019-07-11から1日間の記事一覧

【日刊 太宰治全小説】#192「瘤取り」(『お伽草紙』)

【冒頭】 このお爺さんは、四国の阿波、剣山のふもとに住んでいたのである。というような気がするだけの事で、別に典拠があるわけではない。 【結句】 性格の悲喜劇というものです。人間生活の底には、いつも、この問題が流れています。 「瘤取り」(『お伽…