記憶の宮殿

僕は、記憶の宮殿を自由に旅する。太宰治がソウルフレンド。

2019-09-03から1日間の記事一覧

【日刊 太宰治全小説】#246「斜陽」八

【冒頭】ゆめ。皆が、私から離れて行く。直治の死のあと始末をして、それから一箇月間、私は冬の山荘にひとりで住んでいた。そうして私は、あのひとに、おそらくはこれが最後の手紙を、水のような気持で、書いて差し上げた。 【結句】ご不快でしょうか。ご不…