記憶の宮殿

僕は、記憶の宮殿を自由に旅する。太宰治がソウルフレンド。

佳日

【週刊 太宰治のエッセイ】小説の面白さ

◆「小説の面白さ」 毎週月曜朝6時更新。太宰治の全エッセイ全163作品を執筆順に紹介します。

【日めくり太宰治】4月28日

4月28日の太宰治。 1943年(昭和18年)4月28日。 太宰治 33歳。 四月二十八日付で、山岸外史(やまぎしがいし)宛に葉書を送る。 太宰、友人のために奔走する まずは、4月28日付で、太宰が山岸外史(やまぎしがいしに宛てて書いたハガキを紹介…

【日刊 太宰治全小説】#161「佳日」

【冒頭】これは、いま、大日本帝国の自存自衛のため、内地から遠く離れて、お働きになっている人たちに対して、お留守の事は全く御安心下さい、という朗報にもなりはせぬかと思って、愚かな作者が、どもりながら物語るささやかな一挿話である。 【結句】かれ…