記憶の宮殿

僕は、記憶の宮殿を、自由に旅する。太宰治が、ソウルフレンド。

日めくり太宰治

【日めくり太宰治】2月19日

2月19日の太宰治。 1933年(昭和8年)2月19日。 太宰治 23歳。 二月十九日付発行の「東奥日報」の日曜特輯版の別題号附録「サンデー東奥」第二百三号に、「列車」を発表。 太宰治として最初の小説 『列車』は、はじめて"太宰治"のペンネーム…

【日めくり太宰治】2月18日

2月18日の太宰治。 1931年(昭和6年)2月18日。 太宰治 21歳。 二月中旬。工藤永蔵は、日本共産党中央部の飯塚盈延(いいづかみつのぶ)から、「重要な人間を一人預ってもらえないか」と依頼され、修治の五反田の家の二階に「事情を話して」住ま…

【日めくり太宰治】2月17日

2月17日の太宰治。 1948年(昭和23年)2月17日。 太宰治 38歳。 東京都下三鷹町下連雀一一三より 東京都本郷区森川町一一一 八雲書店編集部 亀島貞夫宛(佐藤氏に託す)「虚構の彷徨」は第一巻ではありません。第二巻(○○○)で、第一回配本(○○○○…

【日めくり太宰治】2月16日

2月16日の太宰治。 1936年(昭和11年)2月16日。 太宰治 26歳。 東京市芝区赤羽町一 済生会芝病院新病棟より 東京府下小金井村新田四六四 鰭崎潤(ひれざきじゅん)宛 お手紙を只今ありがたく拝誦いたしました。ずいぶん誤植があったんですね。…

【日めくり太宰治】2月15日

2月15日の太宰治。 1933年(昭和8年)2月15日。 太宰治 25歳。 二月十五日付発行の「海豹」第四便の「故郷の話Ⅲ」欄に、「田舎者」を発表。初めて太宰治の筆名を使用し、爾後(じご)終生、この筆名で通した。 『田舎者』と今官一 エッセイ『田舎…

【日めくり太宰治】2月14日

2月14日の太宰治。 1936年(昭和11年)2月14日。 太宰治 26歳。 檀一雄に円タクに乗せられ、下谷区中坂町四十一番地の浅見淵(あさみふかし)宅を訪れ、浅草で大酔(たいすい)。 太宰、入院中に檀一雄と病院脱出 太宰は、佐藤春夫からの強い忠告…

【日めくり太宰治】2月13日

2月13日の太宰治。 1945年(昭和20年)2月13日。 太宰治 35歳。 東京都下三鷹町下連雀一一三より 東京都下吉祥寺二五〇七 野田宇太郎宛 拝復 貴翰(きかん)拝誦仕りました。ただいま書下し長編に追われていますが、二十日頃までに完成の予定で…

【日めくり太宰治】2月12日

2月12日の太宰治。 1940年(昭和15年)2月12日。 太宰治 30歳。 二月十二日付発行の「帝国大学新聞」に「鬱屈病(うっくつびょう)」を発表。 『鬱屈病』 今日は、1940年(昭和15年)の「帝国大学新聞」第七百九十八号の七面「文学」欄に…

【日めくり太宰治】2月11日

2月11日の太宰治。 1941年(昭和16年)2月11日。 太宰治 31歳。 一夜山岸外史と遊ぶ。 山岸外史(やまぎしがいし)の第一印象 山岸外史(やまぎしがいし)(1904~1977)は、太宰・檀一雄(だんかずお)と並んで「三馬鹿」と呼ばれた3人の…

【日めくり太宰治】2月10日

2月10日の太宰治。 1936年(昭和11年)2月10日。 太宰治 26歳。 佐藤春夫の紹介で、「ちょうど独逸から帰朝」した、佐藤春夫の実弟佐藤秋雄の勤務する、芝区赤羽町一番地の済生会芝病院病棟に、十日間の約束で入院。「麻薬診断ノ為」という。 …

【日めくり太宰治】2月9日

2月9日の太宰治。 1948年(昭和23年)2月9日。 太宰治 38歳。 大映女優関千恵子が、大映宣伝部杉田邦男と共に三鷹の自宅に訪れ、対談した。約一時間半に亘った対談の内容の一部は、「大映ファン」五月号に、関千恵子「太宰治先生訪問記」として…

【日めくり太宰治】2月8日

2月8日の太宰治。 1931年(昭和6年)2月8日。 太宰治 21歳。 二月頃、心中事件で警察沙汰を起こした後、修治を敬遠していた工藤永蔵が、「神田駅附近のアパート」を訪れ、「学生運動や青年運動から手を切ること、殊に全協などの人と接触しないよ…

【日めくり太宰治】2月7日

2月7日の太宰治。 1931年(昭和6年)2月7日。 太宰治 21歳。 中畑慶吉(なかはたけいきち)に伴われて、小山初代(おやまはつよ)が上京。 太宰と初代の新婚生活 小山初代が上京した日付は、正確には分かっていませんが、長篠康一郎は著書『太宰治文…

【日めくり太宰治】2月6日

2月6日の太宰治。 1946年(昭和21年)2月6日。 太宰治 36歳。 午前十一時頃、雪のなか母校県立青森中学校の仮校舎である海軍施設部工員宿舎であった松森町の「松森分校」を訪ね、午後一時から、焼失を免れた青森市立第一中学校の講堂を借りて、…

【日めくり太宰治】2月5日

2月5日の太宰治。 1942年(昭和17年)2月5日。 太宰治 32歳。 阿佐ヶ谷将棋会で、上林暁(かんばやしあかつき)、小山捷平(きやましょうへい)、青柳瑞穂(あおやぎみずほ)、安成二郎(やすなりじろう)、浜野修と名取書店の林宗三の案内で、総勢七人…

【日めくり太宰治】2月4日

2月4日の太宰治。 1939年(昭和14年)2月4日。 太宰治 29歳。 二月四日付、井伏鱒二宛、竹村坦(たけむらたん)宛書簡によれば、この頃某雑誌社に送ってあった原稿百枚が紛失。竹村坦に三月末日まで原稿送付の延期を申し入れた。 「原稿百枚紛失」…

【日めくり太宰治】2月3日

2月3日の太宰治。 1948年(昭和23年)2月3日。 太宰治 38歳。 東京都下三鷹町下連雀一一三より 東京都目黒区緑ヶ丘二三二一 伊馬春部宛 拝復 お葉書うれしく拝誦いたしました。本当に、うれしく。このごろからだも快調。八日こちらも好都合。時…

【日めくり太宰治】2月2日

2月2日の太宰治。 1920年(大正9年)2月2日。 太宰治 10歳。 タケの婚姻届けが小泊村に提出された。 太宰と越野タケ 越野(こしの)タケ(1898~1983、旧姓・近村)は、金木村大字金木字朝日山三百七十六番地の津島家の小作人、近村永太郎…

【日めくり太宰治】2月1日

2月1日の太宰治。 1935年(昭和10年)2月1日。 太宰治 25歳。 二月一日付発行の「文藝」二月号に、「逆行」の裡(うち)の「蝶蝶」「決闘」「くろんぼ」の三篇を発表。これが、同人誌以外に、太宰治の名で小説を発表した、最初であった。「文藝」…

【日めくり太宰治】1月31日

1月31日の太宰治。 1943年(昭和18年)1月31日。 太宰治 33歳。 この頃、旅また旅という状態で、「必ず一度は書いて死にたい」と念願していた「右大臣実朝」の原稿に苦心。 太宰の「実朝時代」 太宰が「必ず一度は書いて死にたい」と念願した…

【日めくり太宰治】1月30日

1月30日の太宰治。 1940年(昭和15年)1月30日。 太宰治 30歳。 一月三十日付発行の「国民新聞」に「このごろ(1)」を、一月三十一日付発行の同紙に「このごろ(2)」を、二月一日付発行の同紙に「このごろ(3)」をと、連載発表。 『この…

【日めくり太宰治】1月29日

1月29日の太宰治。 1947年(昭和22年)1月29日。 太宰治 37歳。 それまで同居していた小山清が、職業安定所での募集に応じ、夕張炭鉱に出発し、北海道夕張市福住三区の第九寮に落ち着き炭鉱夫となった。 太宰と小山清 小山清(こやまきよし)(…

【日めくり太宰治】1月28日

1月28日の太宰治。 1936年(昭和11年)1月28日。 太宰治 26歳。 2015年9月7日、太宰が作家デビューして間もない頃、芥川賞詮衡(せんこう)委員の佐藤春夫(1892~1964)に宛てた書簡が3通新たに発見されました。うち1通は、…

【日めくり太宰治】1月27日

1月27日の太宰治。 1931年(昭和6年)1月27日。 太宰治 23歳。 上京中の長兄文治に呼び出されて、会談。前年十一月九日の仮証文を破棄し、新たに本格的な証文を「覚」として書き、両者署名捺印して取り交わした。 長兄・文治と交わした「覚」 …

【日めくり太宰治】1月26日

1月26日の太宰治。 1939年(昭和14年)1月26日。 太宰治 29歳。 一月末頃。上京し、有明淑(ありあけしづ)(通称淑子(しづこ)、二十一歳)という「若い未知の愛読者」から送られて来ていた、伊東屋の大判ノートに認められた日記を持ち帰った。…

【日めくり太宰治】1月25日

1月25日の太宰治。 1940年(昭和15年)1月25日。 太宰治 30歳。 一月二十五日付発行の「三田新聞」に「心の王者」を発表した。 『心の王者』 「三田新聞」は、1917年(大正6年)に慶應義塾大学で創刊された、日本で最初の学生新聞です。…

【日めくり太宰治】1月24日

1月24日の太宰治。 1935年(昭和10年)1月24日。 太宰治 25歳。 井伏鱒二の紹介で、当時東京帝国大学仏蘭西文学科講師をしていた中島健蔵を、檀一雄とともに研究室に訪ね、「鉢の木」で逢って九時頃まで会談した。 東京帝大を卒業するために …

【日めくり太宰治】1月23日

1月23日の太宰治。 1926年(大正15年)1月23日。 太宰治 16歳。 一月二十三日付で「蜃気楼(しんきろう)」一月号を刊行。「負けぎらいト敗北ト」を津島修治の署名で発表したほか、他の同人と共に「巻頭言」を書き、「合評記」にも参加し、巻末…

【日めくり太宰治】1月22日

1月22日の太宰治。 1934年(昭和9年)1月22日。 太宰治 24歳。 東京市杉並区天沼一ノ一三六 飛島方より 東京市中野区上高田二六七 山之内努方 久保隆一郎宛 前略 十八日朝より発熱。十八日夜、四十度突破。十九日、二十日にいたるも熱さめず。…

【日めくり太宰治】1月21日

1月21日の太宰治。 1947年(昭和22年)1月21日。 太宰治 37歳。 東京都下三鷹町下連雀一一三より 奈良市北市町七三番地ノ二 横田俊一宛 東京移住以来、何やらかやら用事に追われて、御ぶさた申し、相すみませんでした。 御問い合せの件、伊豆…