鰭崎潤
◆「炎天汗談」 毎週月曜朝6時更新。太宰治の全エッセイ全163作品を執筆順に紹介します。
12月19日の太宰治。 1935年(昭和10年)12月19日。 太宰治 26歳。 次姉トシの長男逸郎(二十三歳、東京医学専門学校在籍)とともに、懐中五十円、「()碧眼托鉢(へきがんたくはつ)」の旅に出て、湯河原温泉の翠明館、箱根等に遊び、風邪気味…
8月23日の太宰治。 1935年(昭和10年)8月23日。 太宰治 26歳。 八月下旬、鰭崎潤(ひれざきじゅん)が、小舘善四郎に誘われて船橋に訪れた。( 鰭崎潤(ひれざきじゅん)と「聖書知識」 1935年(昭和10年)8月下旬頃、鰭崎潤(ひれざきじゅ…
7月15日の太宰治。 1939年(昭和14年)7月15日。 太宰治 30歳。 鰭崎潤が見つけてくれた家を見るために上京し、三鷹に新築中の三軒の貸家の一番奥の家を契約して、家主からの完成の連絡を待つことになった。一番奥を選択したのは、「表通りに…
6月4日の太宰治。 1939年(昭和14年)6月4日。 太宰治 29歳。 六月二日、朝六時、美知子とともに甲府を出発し、貸家を捜すために上京。 難航する東京での貸家捜し 5月26日の記事で、太宰が、お目付け役・中畑慶吉(なかはたけいきち)宛の手紙…
2月16日の太宰治。 1936年(昭和11年)2月16日。 太宰治 26歳。 東京市芝区赤羽町一 済生会芝病院新病棟より 東京府下小金井村新田四六四 鰭崎潤(ひれざきじゅん)宛 お手紙を只今ありがたく拝誦いたしました。ずいぶん誤植があったんですね。…