記憶の宮殿

僕は、記憶の宮殿を自由に旅する。太宰治がソウルフレンド。

聖地巡礼

【太宰治】対談:著書と資料をめぐって

太宰治が今年で生誕110周年を迎えるのに合わせ、青森県五所川原市、同弘前市、東京都三鷹市、山梨県甲府市など、太宰にゆかりのある地で、様々な催しが行われています。特に6月は、太宰の誕生月であり、玉川上水に投身した太宰の遺体が発見された日でも…

【桜桃忌2019】太宰治 生誕110周年によせて

6月19日。今日は、桜桃忌です。 1948年の6月13日、太宰治は愛人の山崎富栄さんとともに東京三鷹市の玉川上水に入水自殺しました。没年38歳。しかし、入水後に雨が降ったため、なかなか遺体が上がらず、見つかったのが6日後の6月19日。この日…

【太宰散歩】三鷹での出会い ー『太宰婚』、太宰治文学サロンー

あさ、眼をさましたときの気持ちは、うぅ…寒い。 2019年3月3日、日曜日。あいにくの雨天。 ぶるっと身震いをしてから、ごそごそ布団から抜け出して、エアコンのスイッチをオン。 暖かい日が続いていましたが、久し振りに10°を下回り、体感温度は4°の予報。う…

【太宰散歩】津軽、太宰ゆかりの地を歩く2018(前編)

撰ばれてあることの 恍惚と不安と 二つわれにあり ーヴェルレエヌ 太宰の処女作『晩年』の冒頭を飾る作品「葉」冒頭のエピグラフからはじめます。 この詩は、39年におよぶ人間・太宰治の心境を集約した言葉だと思います。 自己に対する、文学者としての「撰…