記憶の宮殿

僕は、記憶の宮殿を自由に旅する。太宰治がソウルフレンド。

小山初代

【日めくり太宰治】7月19日

7月19日の太宰治。 1937年(昭和12年)7月19日。 太宰治 28歳。 七月十九日付で、小山初代に手紙を送る。 太宰と離別後の小山初代 今日は、1937年(昭和12年)7月19日付で、太宰が内縁の妻・小山初代に宛てて書いた手紙を紹介します…

【日めくり太宰治】7月6日

7月6日の太宰治。 1936年(昭和11年)7月6日。 太宰治 27歳。 七月六日付で、井伏鱒二に手紙を送る。 井伏の叱責と、太宰の言い訳 今日は、太宰が、1936年(昭和11年)7月6日付で、師匠・井伏鱒二に送った手紙を紹介します。 太宰は、同…

【日めくり太宰治】7月1日

7月1日の太宰治。 1933年(昭和10年)7月1日。 太宰治 26歳。 初代と転居先を探し求め、棟上式を終えたばかりの建築中の新居を見付けた。 「最も愛着が深かった」船橋へ 1933年(昭和10年)。 太宰は、4月4日に盲腸炎と腹膜炎を併発した…

【日めくり太宰治】6月28日

6月28日の太宰治。 1932年(昭和7年)6月28日。 太宰治 23歳。 六月下旬、留守中に刑事が二人訪れ、帰宅後すぐ引越しの話となり、翌日、小山誠一も手伝って転居した。 太宰の逃避行とその終焉 太宰は、内縁の妻・小山初代との生活を送りながら…

【日めくり太宰治】6月23日

6月23日の太宰治。 1937年(昭和12年)6月23日。 太宰治 28歳。 六月二十三日付で、中畑慶吉(なかはたけいきち)宛に葉書を送る。 太宰、鎌滝富方に引越す 1937年(昭和12年)6月21日。太宰は、前年1936年(昭和11年)11月1…

【日めくり太宰治】4月13日

4月13日の太宰治。 1945年(昭和20年)4月13日。 太宰治 35歳。 小山清(こやまきよし)は三鷹の家に帰り、以後、疎開中の留守宅を守った。 太宰、甲府へ疎開する 小山清こやまきよしは太宰の弟子で、1945年(昭和20年)3月10日の「東…

【日めくり太宰治】4月5日

4月5日の太宰治。 1937年(昭和12年)4月5日。 太宰治 27歳。 鰭崎潤(ひれざきじゅん)宛「お話申したきこともございますゆゑ、すぐに遊びにおいで下さい。/お待ち申して居ります。」と記した葉書を投函。 太宰にとっての初代 太宰は、4月5日…

【日めくり太宰治】4月4日

4月4日の太宰治。 1935年(昭和10年)4月4日。 太宰治 25歳。 腹痛を訴え、腹部を蒟蒻(こんにゃく)で温めたりしたが治らず、東京市杉並区阿佐ヶ谷四丁目九百番地の外科の篠原病院に行って診察を受ける。 太宰は、本当に麻薬中毒だったのか? 3…

【日めくり太宰治】3月23日

3月23日の太宰治。 1937年(昭和12年)3月23日。 太宰治 23歳。 夜十一時頃、井伏鱒二より北芳四郎に電話があり、北芳四郎が井伏鱒二宅を訪問。太宰治と井伏鱒二、北芳四郎(きたよししろう)とが面談した。 水上心中事件の顛末 今日は、3月2…

【日めくり太宰治】3月20日

3月20日の太宰治。 1933年(昭和12年)3月20日。 太宰治 27歳。 三月二十日前後、初代とともに水上(みなかみ)村谷川温泉に行き、川久保屋に一泊。 太宰治水上心中 3月20日前後、太宰は妻・小山初代(おやまはつよ)とともに、群馬県の水上村…

【日めくり太宰治】3月5日

3月5日の太宰治。 1937年(昭和12年)3月5日。 太宰治 27歳。 三月上旬。小舘善四郎(こだてぜんしろう)が、帝国美術学校に卒業作品を提出するために上京、提出後、久富邦夫と碧雲荘(へきうんそう)に立ち寄り、「初代の手料理」で酒盃を傾けた。…

【日めくり太宰治】2月27日

2月27日の太宰治。 1933年(昭和8年)2月27日。 太宰治 23歳。 小山初代(おやまはつよ)の母・小山きみ宛に書簡を出す。 奥さんの母・小山きみ宛の書簡 1931年(昭和6年)、東京帝国大学一年生の太宰が最初の奥さんと新婚生活をはじめた時…

【日めくり太宰治】2月7日

2月7日の太宰治。 1931年(昭和6年)2月7日。 太宰治 21歳。 中畑慶吉(なかはたけいきち)に伴われて、小山初代(おやまはつよ)が上京。 太宰と初代の新婚生活 小山初代が上京した日付は、正確には分かっていませんが、長篠康一郎は著書『太宰治文…

【日めくり太宰治】1月27日

1月27日の太宰治。 1931年(昭和6年)1月27日。 太宰治 23歳。 上京中の長兄文治に呼び出されて、会談。前年十一月九日の仮証文を破棄し、新たに本格的な証文を「覚」として書き、両者署名捺印して取り交わした。 長兄・文治と交わした「覚」 …

【考察】太宰治は、本当に首を絞められたのか?

2019年、生誕110年を迎える人気作家・太宰治。愛人・山崎富栄さんと玉川上水で心中した太宰ですが、その死の真相は明らかになっていません。 富栄さんに首を絞められて殺されたとも言われる太宰。 ”太宰治は、本当に首を絞められたのか?”考察します。